【早稲田社会科学】現役早稲田生が調べた入試の偏差値、倍率、科目別傾向と対策

はじめに

早稲田大学社会科学部に興味があるが、

「早稲田の社会科学部に興味があるが、入試の形式や、科目、倍率、傾向と対策、合格最低点、入試日などをまとめてほしいな」という高校生のために、現役早稲田生が早稲田の社会科学部の入試情報と勉強法、参考書をご紹介していきます。

早稲田大学社会科学部に興味がある方は、是非参考にしてみて下さい。

【早稲田社会科学部】入試

まずは、早稲田大学社会科学部の入試情報をまとめていきます。

【早稲田社会科学部】入試方法

早稲田の社会科学部の入試方法は

  • 一般選抜(450名・試験日2月22日(火))
  • 共通テストのみ利用(50名)
  • 自己推薦・AO入試(35名)
  • グローバル入学試験(15名程)
  • 外国学生入学試験(若干名)

の5つあります。

一般選抜試験は【英語】【国語】【地歴or数学】の3科目です。

共通テストは

【英語(200→125に圧縮)】【国語(200→100に圧縮)】【地歴・公民】【数学ⅠA】【理科】の5~6科目と

【数学ⅡB 】【もう1つの地歴・公民】【もう1つの理科】から1~2科目

の6~8科目です。

自己推薦・AO入試は

スポーツで都道府県大会以上で優秀な成績を取るか、優秀な資格を持っていることが受験の条件です。また、この条件の他に二次試験で小論文と面接の試験があります。かなり難しいです。

【早稲田社会科学部】一般選抜試験の配点

続いて、早稲田大学社会科学部の一般選抜試験の3科目の配点をご紹介していきます。

英語50点
国語40点
地歴or数学40点

【早稲田社会科学部】2022入試日、合格発表

2022年の早稲田大学社会科学部の入試日は

2月22日(火)

合格発表は

3月3日(木)です.

【早稲田社会科学部】2021入試倍率、合格最低点・ボーダー、科目別最低点

2021年の早稲田大学社会科学部一般入試、共通テストのみ利用の入試倍率、合格最低点・ボーダー、科目別最低点をまとめます。

一般選抜試験合格最低点倍率志願者数合格者数
78.62/1308.8102581160
一般選抜試験配点受験者平均点
英語5019.404
国語4024.158
日本史(一つ選択) 4023.097
世界史(一つ選択)4023.074
数学(一つ選択)4018.311

共通テストのみ利用の倍率は、、

募集人員450人に対し志願者は8,773人、倍率は19.5倍となっております。

早稲田大学 社会科学部 共通テスト利用入試のボーダー得点率は91%です。

これは、東大に受かるレベルですので、東大を目指していて落ちてしまった人が受験して、合格するといった状況でしょう。

【早稲田社会科学部】入試科目別の特徴

続いて、早稲田の社会科学部の入試、受験科目科目の特徴、難易度をご紹介します。

【英語】クセがあり、高難易度

試験時間は90分大問は5つです。

出題形式、内容

大問1から、大問1は誤文訂正の問題が毎年出ています。

一つ目からぐっと重い問題です。

大問2は毎年違った出題傾向ですが、近年は前半が空所補充問題、後半で本文の内容と同じものを選ぶもの、下線の内容との一致問題が出ています。

以前は会話文の空欄を答える内容でありましたが、近年は長文読解になっています。ですので、以前は安定して会話文が出されていたことを頭に入れて、会話文が出たときの対策と練習はしておいたほうが良いでしょう。

大問3以降は確実に長文読解が出ます。

  • 下線と同じ内容を答える問題(単語)
  • 空所補充問題
  • 内容一致問題

の3パターンです。

内容一致問題葉選択肢が10程から3つ選ぶスタイルで、内容がしっかり理解できないてないと、正答を導き出せないという問題となっています。

大問ごとの特徴

大問1誤文訂正問題は10題あり、それぞれ難易度がとても高いです。

それは、選択肢が4つ文とNO ERROR(間違っていない時)の5択となっていて、この『NO ERROR』が難易度をぐっとあげる要因になっています。

というのも普通の形式(必ず問題文が間違っていてこの4文から正しいものを選べばよい)ですと、仮に間違っている選択肢を2つ見つけれて、残りの2つに絞ることが出来たときに、

どちらかは正解だから、正解を導き出すのは比較的容易にできますが、

『NO ERROR』があるので、そもそも問題文が間違っていないかもしれないという、複雑な思考を必要となるためです。

対策が必須の問題となります。もちろん前提として高度な文法・語法の知識を身につけることが重要です。

大問2~5の長文読解は語彙は早稲田大学の中でもトップクラスです。

他大学では『システム英単語』レベルで十分ですが、早稲田の社会科学部では『システム英単語』で乗ってない単語ばかりが出題されます。設問、文章ともにレベルが高いので、慶応法学部同様に対策しましょう。

設問はそこまで難易度が高くありません。ただし、語彙レベルがあってこそ文章の内容が理解できるということです。それさえクリア出来れば、安定して高得点を目指せるでしょう。

文章量はかなり多いです。他の早稲田大学同様に、速読力を高める勉強をしていきましょう。

おススメの単語緒は『リンガメタリカ』や『パス単準1級』です。

しっかり頭に入れて、試験に臨んでください。

【国語】速読力と特徴的な現古漢融合問題

早稲田の社会学部の国語は分量が多いのにと試験時間が少ないので、時間配分と速読力が求められます。

形式

試験時間60分マーク式大問2題

現代文は評論文。

古文は物語・歌論が頻出です。『和歌の口語』『和歌の修辞』が出され、修辞技法や、重要古語の知識が求められます。時には文学史も出る時がありますよ。

他学部にはない、現古漢融合問題が出題されます。

評論文は試験時間が60分なので、時間をあまり使えません。速読して、論理展開を確実に把握していきましょう。線やメモをして、文の構成をまとめながら、読み進めましょう。

過去問を必ず説いて、特徴的な融合問題の形式に慣れておきましょう。

慣れておけば、読みながら解答のヒントを見つけることが出来るようになり、短い試験時間でもしっかり解答することができます。

【数学】選択するのがおススメ

早稲田の社会科学部では【地歴・数学】の中でも一番数学を選択することをおすすめします。なぜなら、早稲田の商学部が日本一と言われている中で、学部としては商学部と似ていますが、数学に関してはやさしい問題が出るからです。

形式は

試験時間は60分、大問記述式3問です。

試験時間が短いです。早稲田大学商学部の数学90分、慶応商学部70分、慶応経済学部80分なので、マーク式ではない記述式としては時間配分を考えて、素早く書いていかないと、間に合わなくなってしまいます。

しかし、難易度はやさしいく、共通テストより少し難しいかな?といった感じです。

共通テストレベルの一般的な基礎問題を難なく取れる技術を身に着けておけば、大丈夫です。

また、問題のやさしさにプラスで、得点調整という概念が数学選択の人を助けてくれます。

【数学】は【日本史】【世界史】と比べて、毎年平均点が低くなります。早稲田大学社会科学部では得点調整がありますので、得点が、一気に上がる可能性が高くなります。

このような要素から、3科目から有利になる数学を是非選択していただきたいですね。

【日本史】教科書、資料集をよく読んでいれば大丈夫!

形式

ほとんどマーク式(+2021年は短文論述)

試験時間60分

まず、出題形式ですが、2020年まではマーク式で出題されていた早稲田大学社会学部の【日本史】ですが、2021では論文記述が出題されました、出題傾向が近年変化しておりますので、注意してください。

傾向としては、近現代史が多めですが、様々な時代からの出題があります。

基本教科書レベルの問題が多く、資料集をよく見て勉強すれば、難しくはありません。

例年のマーク式は正誤問題、空欄補充問題、一問一答、年代並び変え問題が出題されます。空欄補充問題と一問一答はやさしい問題が多いので、点数を落とせないですね。

グラフや史料を使った問題がよく出ますので、過去問で練習をしておいてください。

短文論述問題は2021年、30字で一題出題されました。教科書レベルの簡単な問題でしたので、構える必要はないでしょう。

【世界史】一問一答だけでなく、歴史の流れを理解する

形式

試験時間60分

マーク式+論述 40題前後

近現代史が多く出題されますが先史時代からも出題されます。

早稲田大学の他の大学部と比べてもトップクラスです。

問題形式は正誤問題、年代整序問題、穴埋め問題です。

正誤問題は、正解が一つではなく、正解をすべて選ぶ問題がでます。

自然科学史も出題されますので、教科書レベルの基本問題ではなく、難しい用語問題も多く出てきます。確実に基本問題をしっかり正解するためにも、歴史の流れを理解してくださいね。

教科書でつかんだ歴史の流れと用語を組み合わせて、知識にヨコとタテの広がりをもたせましょう。

おすすめは『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』です。

この本で反射神経で答えが出るまで勉強すれば、偏差値65まで目指せます。

もちろん、ただ一問一答するのではなく、年代問題も確実に出てきますので、歴史の流れを意識して勉強しましょう。

【早稲田社会科学部】キャンパスの場所、学科は?学費は?

早稲田大学社会科学部の入試の科目、難易度を見ていきました。

次に、早稲田大学の社会科学部がどの場所にあるのか、学科、研究科、掲示板での評判、文化構想や商学部など他学部との差と違い、学費についてまとめました。

キャンパスは本キャン(早稲田キャンパス)

早稲田の社会科学部は早稲田大学で一番有名で最も華がある学科が集まる、早稲田キャンパス(本キャン)です。

JR山手線高田馬場駅から徒歩15分または、東京メトロ東西線早稲田駅から徒歩10分です。

学部棟は14号館で、正門から入ると若干遠いので、高田馬場から都営バスに乗り、西早稲田停留所で降りて第二西門から入ると近いです。

教育学部棟の真横にありますので、同じく早稲田通りに出て少し行くとピカソ(ちっちゃいドンキホーテ)があり、飲み物やつまみ、小物を買いに行くのは便利な場所にありますよ。

早稲田大学アクセスマップ

【早稲田社会科学部】学科は?

早稲田の社会科学部の学科は、ありません。

既存の人文科学、社会科学、自然科学における幅広い分野を縦糸に、人権・福祉、環境・計画、産業・企業、国際社会、思想・文化、市民・政府などの具体的な問題を横糸として設定し、学際的な発想で、複雑化した現代の社会問題を解き明かしていく。幅広い科目のなかから自由な選択ができる。また、他学部・他機関で履修した科目を36単位まで卒業単位として認めるため、幅広い履修が可能となる。

とのことです。

ゼミは2年から開始されて、順に専門学習の導入、総合的学習への発展、専門・総合学習の完成を目指しています。

【早稲田社会科学部】学費

私学なので国立大学よりは学費が高いですね、

初年度納入金額1,178,010円
入学時納入金689.505円
入学金200,000円
授業料971,000円
実習費1,210円
諸会費5,000円
3,044,725円

【早稲田社会科学部】就職

早稲田大学は日本屈指の私立大学なので、就職先は困りませんね。

卒業生686人中大学院に進学は30人、主食人数は578人で就職先は様々です。

楽天70人富士通63人東京海上日動63人NTT56人官僚49人みずほ46人等々

大企業や官僚に数多く輩出しています。

【早稲田大学社会科学部】過去問

赤本:早稲田大学(社会科学部) (2022年版大学入試シリーズ) 

青本:2022-早稲田大学 社会科学部

最後に

今回は早稲田大学社会科学部の入試、入試日程、合格発表、倍率、科目、傾向と対策、勉強法やキャンパス、学部についてまとめてみました。

数学を一般選抜試験で使う学部は私学では珍しいです。しかも簡単なのでおススメです。

みなさんが早稲田大学社会科学部について勉強できたのであればうれしいです。

他にも早稲田大学学部紹介シリーズや世界史勉強法など、様々な記事を書いていきますので、また、見に来てくださいね!よろしくお願いします!

早稲田大学

Posted by くーま