【共通テスト地学基礎】独学で要点をおさえて満点を!勉強法まとめ・参考書

はじめに

共通テストで地学基礎を選ぼうと思っているが、学校の授業もないので、独学で勉強しようと思っている…

要点をまとめているような参考書や勉強法はないの?実際に出た問題を使って説明した記事はないの?

とお思いのそこのあなた。

地学基礎こそ、文系受験生にオススメの科目なのです。
ですが、実際のところ選択する方が多くないので、勉強法が少なく困っている受験生は多いのではないでしょうか。

ここでは、現役東大生の私が共通テストにむけて実際に試した地学基礎の勉強法と使用した参考書をご紹介したいと思います。
私は学校の授業がなかったので、ほぼ独学で対策するしかなかったのですが、9割を取ることができました。

共通テストの地学基礎は、良い教科書と参考書を使って正しい勉強法で共通テスト対策をすれば、少なくとも9割から満点を取れるようになる科目です。
あえて受験生の少ないであろう地学基礎を選んだそこのあなた!

もちろん本番で満点近く取りたい!と思ってますよね。
よかったら参考にしてみてください。

共通テスト地学基礎の特徴

共通テスト地学基礎の情報って、本当に少ないですよね。

そもそも地学基礎とは?と思っている方に共通テスト地学基礎の問題や特徴の要点をまとめ、ご紹介していきましょう。

限られた30分で15問を解答しなければならない

解答形式はお馴染みのマーク形式で、問題は15問です。毎年、地学基礎の教科書の分野に偏りなく出題されています。難易度としては教科書の内容から大きく逸脱することはありません。

ただし、マーク形式だからといって選択肢だけで解答できる問題ではありませんし計算問題は計算をしてから解答しなければなりません。限られた30分で時間内に15問解答するのは解き方の要点を頭の中に入れておかないと難しいですよ。

基本、独学で対策することになる

令和3年度共通テスト受験者数をみると、受験者数は44000人程度ですが、これは生物基礎、化学基礎と比べるとかなり少ないです。これは、そもそも学校で地学基礎を教える先生の数が少ないからです。

つまり、独学で共通テスト地学基礎を対策し、押さえておきたい要点や勉強法、参考書を自分で調べて勉強しなければいけないのです。

そのため、これまで勉強法や参考書なども少なかったのです。
しかし、現在は様々な参考書が販売されて独学でも十分に対応できるようになっています。

文系にオススメするのは地学基礎

理科が嫌いで文系に進んだ人も多いことでしょう。

そんな人に取って物理基礎や化学基礎は重く感じられるはずです。
実際に私もそうでした。

実はこの地学基礎、個人的に一番オススメの科目なんです。
それは、二点あります。

  • 文系でも興味が持てる
  • 理系科目で必要なセンスはいらない

というのも、地学基礎の勉強法で重点を持つのがほとんどが暗記することであり、理系的なセンスは、あまり必要ではありません。 計算問題は数問ありますが、言い過ぎかもしれませんが小学校程度の四則演算で、
ほとんどは知識勝負となります。
いわゆる理系の科目よりは、暗記する方がマシ!という人は地学基礎を選択してみてはどうでしょうか。

また、地学基礎は文系でも興味が持てる身近な内容が多くあります。
地震、火山、宇宙、化石など知っていると役立ちそうな話もあり単純に興味をそそられました。

これは、地学基礎を選択した多くの友達も言っていたことなので、ハマる要素が多いのは本当です。

地学基礎の勉強法、それはほとんど暗記

「暗記することです。」

これが勉強法なのかよ、と思われるかもしれませんが、事実なんです。

文系の皆さんにとって、暗記は難しいことではないでしょう。

暗記科目と言われれば、生物基礎を想像する人も多いでしょうが、地学基礎も生物基礎に並ぶくらい暗記要素の強い科目だと私は思います。

デメリット、過去問が7年分しかない

これは理科基礎の全科目に言えることですが、共通テスト地学基礎の過去問はセンター試験から通算しても7年分しかありません。
理科基礎の科目は文系向けに2015年度から導入された為です。

その為、共通テストとセンター試験の過去問だけでは難しいです。その上で各予備校の共通テスト模試や予想問題集などを利用して問題演習を行う必要がありますよ。

共通テスト地学基礎の勉強法

ここまで、共通テスト地学基礎の内容をまとめてみました。

地学基礎の要点を理解できたと思いますので、ここからは勉強法についてご紹介していきましょう。
さて、東大式勉強法、是非参考にしてみて下さい。

まずは網羅的に暗記していく

まず初めは地学基礎を網羅的に暗記していきます。

共通テスト地学基礎は教科書の内容を超えるような設問が基本的にないので、教科書をよんでそれを暗記できるのであればベストなのですが、教科書は淡々と表や文字が羅列されているだけなので、飽きるし、読むのが億劫になってきます。

そこで私は12月までは、『青木の地学基礎をはじめからていねいに』という参考書を使用して、地学基礎を網羅的に暗記していきました。

この参考書は図などをたくさん用いて語り口調で解説していて本当にわかりやすいです。

知識0から勉強し始めた私にはこの『青木の地学基礎をはじめからていねいに』という参考書は大変わかりやす、基礎固めに役立ちました。

青木の地学基礎をはじめからていねいに

語り口調でスムーズに読み進められる点もオススメです。
これ一冊を完璧に理解して暗記するだけでも共通テスト地学基礎をほとんどカバーしているように思います。

暗記が出来てきたらいよいよ問題演習

さて地学基礎の暗記ができてきましたね。いよいよ問題演習をしていきましょう。だいたい12月頃に問題演習を始めていきました。

ただし、問題演習(アウトプット)するだけでなく、暗記(インプット)も同時に継続します。

この時期の地学基礎の正しい勉強法は、暗記と問題演習の割合を7:3ぐらいで行うことです。

問題演習は共通テスト地学基礎の問題集、7回分の共通テスト地学基礎の過去問(センター試験の過去問)、各予備校の共通テスト模試の地学基礎を使います。

本番まで時間に余裕がある方は問題集で肩慣らしをしてから共通テスト(センター試験)の過去問を解くのが良い勉強法でしょう。
もっともっと時間があるのであれば、各予備校が実施した共通テストの模試の地学基礎の過去問や予備校の予想問題集を解いていきましょう。

この段階で時間があればあるほど、本番に向けた用意が整うということです。暗記を早めに終わらせたいですね。

ちなみに私自身は『短期攻略シリーズの共通テスト地学基礎』を使っていました。共通テスト地学の過去問から地学基礎の範囲である問題を引っ張ってきています。
問題量が多く解説もこれでもかというくらい詳しいので、時間に余裕のある人は必ずやって損は無いでしょう。

お名前.com

インプット→アウトプット勉強法を極める

ここまで共通テスト地学基礎の効率的な勉強法は暗記(インプット)→問題演習(アウトプット)と申してきましたが、

地学基礎にあまり時間を避けれるわけではありませんので、時間を無駄にしないための正しい効率的な勉強法をご説明していきます。要点をおさえて実践してみてくださいね。

闇雲に暗記しない、内容を理解する

暗記と言ってきましたが、ただ言葉を覚えればいいというわけではありません。

地学基礎では必ず理屈、内容を考えながら覚えるようにしましょう。
内容は共通テストでも問われます。
ex)地震のメカニズムとは?

また、闇雲に覚えているだけでは、覚えては、忘れての繰り返しになってしまいます。

要点を抑えて内容を理解していくことで、忘れる回数が少なくなり、結果的に暗記するまでの時間が短縮されます。

計算問題に慣れておこう

計算問題と聞くと嫌な感じを受けるかもしれません。
しかし、地学基礎で出題される計算問題は簡単な知識と小学校レベルの四則演算です。

ここを得点源に出来れば、周りの受験生と差をつける事が出来るでしょう。

では、ここで2017年度のセンター地学基礎の問題を1題解いてみましょう。

平成29年度 センター試験地学基礎問題 出典:大学入試センター

【解説】
震源から14kmの地点では、図から初期微動継続時間が2秒であることが読み取れます。
初期微動継続時間とはP波が到着してからS波が到着するまでの時間なので、問題文よりS波は地震発生から4.5秒後に到達したことが分かります。よって、答えは14÷4.5=約3となります。

この問題のようにP波、S波、初期微動継続時間の定義が分かっていれば、答えが出たも同然です。
計算問題と言って恐れず、自分の手でどんどん解いてみましょう!

その他使える参考書

地学基礎早わかり一問一答

これはインプットした知識の確認にとても重宝しました。
実際に私が使ったのはセンター試験の5日前でした。

なんとか直前に2周したことで、一気に知識が固まったのを覚えています。
網羅性が高く知識問題に、かなり対応できるようになります。

短期攻略シリーズの共通テスト地学基礎

先ほどもご紹介しました、短期攻略シリーズの共通テスト地学基礎

これは、インプット後に私が使用した問題集です。問題量が豊富で知識の確認には最適です。
さらに解説も詳しく誤りの選択肢まで取り上げています。

私は解説にもどんどん線を引いて知らなかった事を覚えるようにしていました。
量が多すぎるので時間が無い人がやると消化不良に陥ってしまいます。時期を見極めて使いましょう。

共通テスト過去問研究 地学/地学基礎

過去問は7年分です。
私は、1月に入ってから解きました。時間もかからないので最後の仕上げに使うのがいいと思います。
間違い直しだけで終わらず、答えにならなかった選択肢にも目を通すようにしましょう。

お名前.com

最後に

今回は独学で共通テスト地学基礎を満点をめざす、勉強法や参考書とは?要点をまとめご紹介しました。

文系のみなさんが理系科目が苦手なのは、私も同じでした…そんなときに、得意な暗記だけで乗り越えられる今回ご紹介した地学基礎!ぜひ今回ご紹介した勉強法を試してみてください。

ほかにもたくさん記事を書いてますので、見ていってくださいね!