【数学勉強法】早大生が教える。大学受験、高校用参考書ランキング!共通テスト数学チャート式

はじめに

そろそろ、大学受験に向けての勉強を意識する時期になりました。大学受験やセンター数学には数学1A数学2B数学3Cとたくさんの科目があり、集合、確立、証明…様々な数学の単元があります。これらすべてをマスターして受験したいですよね。「大学受験に向けて苦手な数学の得点をあげたいけど、どこから手をつけたらいいの…」あなたは数学の勉強法がわからず悩んでいませんか?この記事では、早稲田大学創造理工学部の私が、早稲田大学に受かるまで活用した参考書や問題集をランキングと高校生向け大学受験レベル別ランキングをご紹介していきます。

数学が苦手・できない・嫌いな人の勉強法ワースト4

最初に、勉強法や参考書、問題集を紹介する前に数学が苦手・できない・嫌いな人がしている勉強法を紹介します。どんなに時間を使ってもあなたにあった勉強法でなければ、数学の点数はなかなか伸びません。テストで偏差値がなかなかあがらない人は勉強法を見直してみましょう

自分にあった参考書を選んでいない

自分のレベルにあわない参考書や問題集を使ってませんか?

基礎問題を解く前に難関大学の問題集を解き始めると難しく感じることはありませんか?自分のレベルにあわない問題集を解く前にまずは、英語や日本史などと同じように、基礎をしっかりと作ることが大切です。基礎から一歩ずつレベルを上げていきましょう。

公式を丸暗記している

「どの公式を使えばいいんだ?」と、テストのときに悩んだことはありませんか?

悩んだあなたは公式を理解せず、丸暗記しているのです。公式を苦労して暗記しても、つかう場所を知らないと無駄になってしまうでしょう。公式の導出や使い方は参考書や教科書にぜったい書いてあります。公式をただ丸暗記するのではなく、参考書や教科書の説明を理解することを心がけてみてください。

範囲が狭い定期テストで記述問題を丸暗記している

テスト前に記述問題を丸暗記するのはNGです。確かにテスト範囲がせまい定期試験では、解答をすべて覚えることができてしまうかもしれません。

しかし、この勉強法では応用問題が出題される模試や受験本番に通用しません。公式と同じで解答を丸暗記するのではなく、解き方の形を覚えてみてください。

机にたくさん参考書を積んで満足

参考書や問題集は完璧に解けるまでやりましょう。

参考書や問題集は辞書ではありません。たくさん持っていても賢くなりません。

基礎問題と応用問題が乗っている2冊の本をもっていたとして、どちらの本も基礎問題しか理解できないのであればなんの意味もありません。どちらか1冊の本に絞ってでも、応用問題を理解できるようにしましょう。

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数学勉強法のコツ4選!

受験のときに使っていた勉強法を5つご紹介します!複数同時にやってみてはいかがでしょうか

参考書と問題集の模範解答を上手に使おう!

私がこのあとご紹介するような良い参考書と問題集の模範解答は必ず正しい解答をのせています。難しく解けなかった問題ははやめに模範解答を見て、理解した後にとき直すことをオススメします。ただし、短期間で覚えたものは忘れやすいので、模範解答見てからといた問題は時間をおいて三回復習すると安心です!

参考書は一つずつに絞ろう!

参考書は最後まで終わらせましょう。私は同時に複数の参考書を使うことはあまりオススメしません。良い参考書を選んで、その参考書を一つに絞って勉強すると、たくさんのメリットが生まれるからです。一つは、目標を設定しやすくなることです。大学受験はとても長い道のりです。その中で、たくさんのゴールをつくり、ひとつひとつクリアしていくことが志望校合格につながります。「一ヶ月でこの参考書の○○ページまで終わらそう!」「今回の模試は微積問題で苦戦したから、次の模試までにこの参考書の微積の範囲を終わらせよう!」など、工夫して勉強してみてください!

 そして、参考書を一つに絞ることの一番のメリットはカバンが軽くなることです。受験科目は数学だけではありませんよね。英語や社会の参考書も入れたい、、そんなことも参考書を一つに絞ることで解決するのです!

ノートの使い方を工夫しよう!

ノートはたて半分に区切って使いましょう!

苦手を克服するために一番重要なことは復習をすることです。このノートの使い方をすると、復習しやすくなるかもしれません!左を解くためのスペース、右を復習のためのスペースにすると、一度目と二度目の解答を見比べる事ができます。「前より良い解答がかけてる!」「前と同じところでミスしちゃった、、」等、苦手を克服できた自分をみれたり、同じミスを見つけやすくなったりするのです!ぜひ、ノートをたて半分に区切って使ってみてください!

付箋を使って復習しやすくしよう!

間違えた問題は付箋をつけると復習しやすくなります。

何度も言ってきましたが、苦手を克服するのに一番重要なことは復習です。

復習したい問題をわかりやすくしておくと便利ですよね!そこで、間違った問題や復習したい問題に付箋をつけておくとわかりやすくなります。復習する問題に優先ランクをつけて、付箋の色を区別しても良いでしょう!

数学の偏差値別、オススメ参考書と問題集

私は次の数学の参考書と問題集をオススメします。これらの数学の参考書と問題集は受験生に幅広く使われている参考書で、素晴らしい模範解答とわかりやすい解説とヒントやコツがついていることで有名です。特に黄色と青色のチャート式数学、フォーカスゴールドは別紙解答となっているため参考書や問題集の中では非常に分厚いものになりますが、その分解答解説が丁寧に書かれていて、独学での自学自習の勉強法に取り入れると役に立つ参考書になります。

チャート式解法と演習数学(黄チャート)

まずは、数学を基礎から勉強したいあなたにオススメするのが「チャート式解法と演習数学(通称:黄チャート)」です。黄チャートは、その節の例題の前に教科書にのっているような基礎問題がのっているので、その節の基礎レベル問題がわかっているか確かめてから例題に望むことができます。

例題、PRACTICE(練習問題)が上下にのっており、例題を解き解説を見たあとすぐに練習問題に挑むことができます。もちろん章末問題も節々に用意されていて、その章の復習までを1冊で終わらせることができます。ですので、数学があまり得意ではなく基礎から勉強したい方だけでなく、数学が苦手ではないけれど数学の復習をしたい方にもオススメの1冊です!

チャート式基礎からの数学(青チャート)

次に、これが最も人気の参考書、問題集ではないでしょうか。数学の基礎はわかってきたが、応用問題や難関大学入試レベルは苦手で難しいと感じるあなたにオススメするのが「新課程チャート式基礎からの数学(通称:青チャート)」です。青チャートは黄色チャートより10%ほど問題量が多く少しレベルが高く作られています。さらに解説は黄色チャートより少なめに構成されています。ですので、基礎レベルはかなりできるという方に青チャートをオススメします。基礎レベルも難しいと感じるあなたは黄色チャートを購入することをオススメしますが、黄チャートよりは劣るもののチャート式の特徴であるわかりやすい解説はのっておりますので、迷ったら青チャートでも良いでしょう。

フォーカスゴールド

次に青チャートと並ぶ大学入試で使いたい参考書であるフォーカスゴールドをご紹介します。この参考書の何が素晴らしいかというと、基礎問題から応用問題、難関大入試問題までをすべてカバーする問題量の多さとこの値段です!内容は青チャートと同様に難関大学入試レベルまでをカバーしていて、フォーカスゴールドもまた別冊解答集となっています。ですので、解答解説までわかりやすく説明してくれて、数学の勉強法に取り入れたい1冊です。

この本を購入するときに気をつけてほしいのが、別冊解答集付きと別冊解答集なしが売っていることです。別冊解答集がないと、このレベルの参考書で勉強するのは不可能ですので、気をつけて購入しましょう。

大学への数学

受験生用の数学参考書としては珍しい月刊誌という形をとっているのが、この「大学への数学」です。なんと半世紀以上、1957年から毎月発行されています。昔から続く参考書であるとおり、良質な参考書で今も人気を博しています。「解説記事」「スタンダード演習」「日々の演習」「学力コンテスト」と、4つの項目に分かれていて、解説記事に沿ったスタンダード演習、わかりやすい解説があることはもちろんのことですが、月刊誌ならではの珍しい特徴があり、後ろについている解答用紙に答えを書いて提出すると、採点官が点数をつけてくれるという大数ならではの取り組みを行っていることです。成績優秀者は誌面名前がのるなど、月一回ライバルと競い合えるというメリットがあります。数学に自信がついてきたらこの「大学への数学」をやってみるのも良いかもしれません。

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最後に

数学の勉強法とオススメの参考書と問題集について、お話ししました。

おさらいすると、苦手を克服するためには復習することが最も重要、参考書は一つに絞って終わるまで復習を続ける。

「わからなかったら模範解答を見て理解し、とき直す」「ノートをたて半分に区切って復習しやすくする」「付箋を使って復習する問題を見やすくする」ことが今回のポイントです。この勉強法のコツを抑えて数学を勉強すれば、必ずあなたの苦手・できない・嫌いを克服していけるでしょう。

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最後に、数学が苦手で悩んでいるあなたへ。努力は必ず報われます!私もこの勉強法に出会うまではなかなか偏差値が上がりませんでした。数学は暗記分野ではありませんので、効率をあげて勉強すれば少ない時間で必ず点数は伸びていくはずです。数学を克服して志望校の大学に合格しましょう!