【早稲田大学文化構想学部】入試の方法と偏差値、倍率、配点、合格最低点などを現役早稲田生がご紹介!

はじめに

早稲田大学文化構想学部に興味があるが、

「早稲田大学文化構想学部に入るためにはどんな入試の方法があるの?」「早稲田大学文化構想学部の入試の偏差値と倍率、合格最低点と受験者平均点、そして、定員や日程と合格発表をまとめた記事はないの?」

といった疑問がある受験生に向けて、今回は現役早稲田生の私が早稲田大学文化構想学部の入試情報とキャンパスや評判、学科やコース、学費と就職についてまとめました。

早稲田大学文化構想学部に興味がある方は、是非参考にしてみてください!

【早稲田大学文化構想学部】入試

まずは、早稲田大学文化構想学部の入試情報をまとめていきます。

入試方法は早稲田大学文学部と大差無いので、文化構想学部の入試方法を知れば、文学部の情報も同じであると考えても大丈夫です。

【早稲田大学文化構想学部】 入試方法

まずは、早稲田大学文化構想学部の入試方法から見ていきましょう。

入試方法は、大きく分けて、

  • JCulP
  • 一般選抜
  • 一般選抜(英語4技能テスト利用)
  • 一般選抜(共通テスト利用)
  • 推薦

の5つあります。

JCulP(Global Studies in Japanese Cultures Program:国際日本文化論プログラム)

まずはJCulPからご紹介していきます。

募集人数15名 

募集条件は

  • 早稲田大学文化構想学部多元文化論系 JCulP で学ぶことを強く希望する者。
  • 英語4技能テストについて、基準点以上の結果を提出する者。

試験は一次試験と二次試験があり、

  1. 書類審査
  2. 英語による面接試験

で合否が決まります。

英語4技能テストの基準表

TEAPTEAPCBTIELTS英検TOEFLiBTケンブリッチ英語検定GTECCBT
309以上600以上5.5以上2300以上72以上160以上1190以上

あくまで基準なので、定員が15名と少ないことからも、天才レベルで英語が得意ではないと一次試験の書類審査の段階で落とされることは間違い無いでしょう。

英語が天才レベルを持つのであれば、普通であれば早稲田大学の国際教養学部を目指すと思いますので、相当の理由がある人がこの試験を使って文化構想学部を受験するのでしょう。

一般選抜

定員370名

試験教科科目試験時間配点
英語英語90分75点
国語国語総合・現代文B・古典B90分75点
地歴世界史Bか日本史B60分50点

※一般選抜(英語4技能テスト利用)、一般選抜(共通テスト利用)との併願可

※文化構想学部と文学部の併願可

一般選抜(英語4技能テスト利用方式)

定員70名

試験教科科目試験時間配点
国語国語総合・現代文B・古典B90分75点
地歴世界史Bか日本史B60分50点

英語4技能テスト基準スコア

技能TEAPTEAPCBTIELTS英検TOEFLiBTケンブリッチ英語検定GTECCBT
総点2804705.52200601601100
Reading65110550014150250
Listening65110550014150250
Writing65110550014150250
Speaking65110550014150250

※一般選抜、一般選抜(共通テスト利用)との併願可

※文化構想学部と文学部の併願可

一般選抜(共通テスト利用方式)

定員35名

教科科目試験時間配点
英語英語90分75点
国語国語総合・現代文B・古典B90分75点
大学共通テスト指定科目から1科目選択60分50点

大学共通テストの指定科目

【地歴・公民】

「地理B」か「現代社会」か「倫理」か「政治・経済」か「倫理・政治・経済」

【数学】

「数ⅠA」か「数ⅡB」

【理科】

①この中から2科目

「物理基礎」・「化学基礎」・「生物基礎」・「地学基礎」

②この中から1科目

「物理」か「化学」か「生物」か「地学」

※共通テストは100点満点→50点満点に圧縮

※一般選抜、一般選抜(英語4技能テスト利用)と併願可

※文化構想学部と文学部は併願可

推薦

指定校推薦と附属校・系属校推薦(早稲田学院・早稲田実業・早稲田高校 etc…)

指定校推薦は、早稲田大学の文化構想学部が独自で選んだ高校に早稲田大学文化構想学部の受験枠を配り、その枠をもらえた生徒だけが受験できる入試方法です。

全国でも有数の進学校がそれに該当するので、該当しそうな高校に通っている方は担任の先生や生活指導の担当の先生に聞いてみてください。

少ない枠を複数の生徒で取り合う可能性もありますので、枠があったとしても絶対に他の友達に言わないほうがいいでしょう。ライバルが増えるだけですからね。

【早稲田大学文化構想学部】入試の倍率、難易度、偏差値、合格最低点

では、早稲田大学文化構想学部の入試の倍率、難易度、偏差値、合格最低点を見ていきましょう。3通りある一般選抜のそれぞれの定員やそれぞれの科目ごとの受験者平均点もまとめていきます。

まずは、早稲田大学文化構想学部の定員と受験者、合格者、偏差値と倍率です。

定員志願者受験者合格者補欠倍率偏差値
一般選抜430755172737021888.267.5
英語4技能70258525323407.470.0
共通テスト35134811461726.770.0

倍率は6.7~8.2と非常に高くなっていますね。

早稲田大学の他学部と比べて倍率が高くなっているのは、3通りの一般選抜それぞれを併願可能であることと、文学部とも併願可能であること、そして、出願条件が英語4技能テスト利用以外はまったく無く、受験すること自体のハードルが低いことが理由にあげられるでしょう。

ただし、受験するためのハードルが低いから、合格できるわけではないので、早稲田の政治経済学部や法学部よりは難易度が低いですが、やはり早稲田大学文化構想学部の難易度は、かなり高くなっております。

続いて、試験ごとの科目の配点と受験者平均点、合格最低点を見ていきましょう。

一般選抜

教科配点受験者平均点
英語7536.901
国語7548.950
地歴50日本史:31.489
世界史:27.322
合計200合格最低点:130.6

※全教科について成績標準化による得点調整を行っています。

一般選抜(英語4技能テスト利用)

教科配点受験者平均点
国語7550.821
地歴50日本史:33.764
世界史:28.940
合計125合格最低点:85

※全教科について成績標準化による得点調整を行っています。

一般選抜(共通テスト利用)

教科配点受験者平均点
英語7540.158
国語7551.586
共通テスト科目5040.838
合計200合格最低点:149.5

※「国語」については成績標準化による得点調整を行っています。

※「大学入学共通テストで課す科目」は大学入学共通テストの配点(100点満点)を50点配点に換算して利用しています。

なお、「大学入学共通テストで課す科目」を複数受験している場合は最高得点の科目を利用しています。

定員が多い一般選抜は、受験条件が無いため、誰でも受験することが可能であるので、他の一般選抜の方式での受験者平均点より、受験者平均点が低くなっていますね。

ですので、一般選抜は受験者平均点を見るのは参考程度にして、目標点を定めて、受験に臨むのがいいでしょう。

共通テスト利用は受験した科目の中で、1番高い点を自動的に利用する方式であるため、自ずとボーダーは高く、共通テストボーダー得点率は94%となっています。

ですが、自分の得意としている教科は幅広いため、この点数を取ることはそれほど難しくはありません。

また、3つある一般選抜をすべて併願することが可能なため、共通テストの点数がボーダーギリギリであっても、チャレンジで出願してみても良いでしょう。

【早稲田大学文化構想学部】受験科目の特徴、傾向と対策

早稲田大学文化構想学部の科目ごとの特徴と対策は、早稲田大学文学部とほとんど同じであるため、今回は紹介を省かせていただきます。

前回の記事『早稲田大学文学部のご紹介記事』を参考にしてみてください。

【早稲田大学文化構想学部】入試の日程と合格発表日

早稲田大学文化構想学部の入試の日程は

2月12日(土)で

合格発表日は

2月20日(日)です。

地方から早稲田大学文化構想学部を受験される方は、2月12日前後で受験旅行の日程を組んで、宿泊先や新幹線などを予約してくださいね。

【早稲田大学文化構想学部】併願

早稲田大学文化構想学部と併願されるところの例として、同じ戸山キャンパスで、似たような試験となっている、早稲田大学文学部があります。

試験日は2月17日(木)です。

文学部とは、共通の授業を取ることもできますので、併願される方も多いのではないでしょうか。

【早稲田大学文化構想学部】特徴やキャンパス、就職先など

続いて、早稲田大学文化構想学部の特徴やキャンパス、就職先や学費などをまとめていきます。

キャンパスは文学部と同じ、戸山キャンパス

早稲田大学文化構想学部のキャンパスは戸山キャンパスにあります。

戸山キャンパスは文化構想学部の他に文学部が入っています。

文化構想学部の授業だけでなく、文学部の授業を取ったりもできるので、非常に密接な関係の学部となりますね。

また、早稲田キャンパス(本キャン)も徒歩15分圏内にありますので、本キャンの学部の授業を取る人もかなりいます。

戸山キャンパス キャンパスマップ

【早稲田大学文化構想学部】学科は文化構想学科のみ、2年から『論系』に分かれる

早稲田大学文化構想学部は文化構想学科のみで1年次に基礎教育を受けて、2年次から専門課程(論系)に進みます。

論系は

の6つあります。

以下、早稲田大学文化構想学部公式HP参照

多元文化論系では、世界各地のさまざまな文化のありようを、時間軸・空間軸に沿いながら総合的に研究する。英語圏文化プログラム、ヨーロッパ文化プログラム、アジア文化プログラム、中東・イスラーム文化プログラム、国際日本文化論プログラムの5つのプログラムがある。

複合文化論系は、社会・文化現象を総合的に研究する4つのプログラム(言語文化、人間文化、超域文化、感性文化)から成り立っている。その対象は衣食住にはじまり、言語、文学、芸術、宗教、思想、美意識、メンタリティー、政治、経済、医療さらには国際関係にも及ぶ。

表象・メディア論系では、人間が生み出してきた多種多様な芸術文化活動を、メディア・身体・イメージという3つのキーワードを切り口にして分析する。メディア論プログラム、身体論プログラム、イメージ論プログラムからなる。

文芸・ジャーナリズム論系では、文芸諸ジャンルの実作者を育て、質の高い翻訳者、文学性に富み方法論に習熟した研究者および批評家を養成する。また、美術・ヴィジュアル批評、音楽批評など、幅広い領域を横断的に学ぶことができる。文芸創作、テクスト・文化批評、編集・ジャーナリズムの3プログラムがある。

現代人間論系は、「ともに生きる」をテーマに、これまでに重ねられてきた人間に関する深い思索、個人と個人、個人と社会、さらに人間社会とその表出としての文化との関係性に関する最新の理論について学ぶ。「発達を生きる人間」「心身を生きる人間」「関係を生きる人間」「多様性を生きる人間」の4論プログラム制。

社会構築論系は、現代社会への歴史的・文化的視点でのアプローチに基づく分析を中心に、社会現象の矛盾や問題点を発見し、それらを克服すべき新たな社会構築の方法、それを担いうる主体の在り方を構想する教育・研究を推進する。国家-ダイナミクス、コミュニティ-創造、グローバル社会-共生の3プログラムがある。

【早稲田大学文化構想学部】評判、口コミ

では、実際の学生さんの評判を見ていきましょう。

「学びたいと思っている内容を学ぶことが出来るので、とても満足しています。就職実績もとてもよく、サポートも充実しているので安心感がある。新しい施設もありますが、古い施設もあり、歴史を感じることもできる。

高田馬場駅が近いので、周辺環境は恵まれている。」「広く学びたい人におすすめです。将来の夢がはっきり決まってない人も楽しめる学部だと思います。就職浪人をしている人はあまりみません。早稲田ブランドもあり、大手企業に就職する人も多数です。」

様々な分野の論系があるので、大学に入ってから進む分野が決まっても大丈夫そうですね。就職も早稲田のブランドを使って困ることはなさそうです。

【早稲田大学文化構想学部】男女比

男女比を見ていきましょう

早稲田大学文化構想学部男女比

若干女子比率が多くなっています。

【早稲田大学文化構想学部】就職先

卒業生894名

進学者28名

就職者773名

早稲田大学文化構想学部就職先

内定を取った企業すべてのデータなので、実際に就職したかどうかは分かりません。

大企業ばかりですね。さすが早稲田大学ですね。

【早稲田大学文化構想学部】学費

では、最後に、早稲田大学文化構想学部の4年間の学費を見ていきましょう。

今回は最も学費が高くなる、『表象・メディア論系』に進学した場合を見ていきます。

なお、学費が最低の論系との差は18000円です。ほとんど差はないと思ってください。

初年度

入学金200,000円
授業料1,009,000円
図書館利用料1,000円
諸会費3,000円
計(初年度)1,213,000円

2~3年度(表象・メディア論系)

授業料1,209,000円
実験実習費6,000円
図書館利用料1,000円
諸会費3,000円
計(2年度と3年度それぞれ)1,219,000円

4年度(表象・メディア論系)

授業料1,209,000円
実験実習費6,000円
図書館利用料1,000円
諸会費3,000円
校友会費40,000円
計(4年度)1,259,000円

合計で4年間の学費は4,910,000円です。

私立の文系の平均といった感じでしょう。

奨学金を使ってがんばりましょう。(私も使ってます。)

最後に

今回は、早稲田大学文化構想学部の入試の方法と偏差値や倍率、合格最低点、受験者平均点、そして、キャンパスや就職についてまとめました。

超難関の早稲田大学の文化構想学部は早稲田大学の様々な学部が集まる、高田馬場にあり、立地も最高で、就職先も大企業がほとんどとなっていますね。

早稲田大学文化構想学部に興味がある方、興味が出た方の少しでもお役に立てたらうれしいです!

他にも早稲田大学の学部をどんどん書いていきますので、是非また見に来てください!

早稲田大学

Posted by くーま